現在『長野県民俗の会会報』は、第45号まで発行されています。
下記のような内容です。

ご入用の方は、メールにて連絡ください。
定価:1,000円
   (44号のみ1,500円)
セット販売を用意しております。出版物のご案内をご覧下さい。
45号 令和4年
論文 花暦-季節を感じる- 倉石忠彦 P1
呪詛と人形」の近・現代-その犯罪性を視野に- 松崎憲三 P31
疱瘡習俗と避痘地の隔離対策-近世紀行文にみる疱瘡の事例から- 板橋春夫 P43
自衛隊の中の民俗世界-長野県松本市松本駐屯地を事例に- 市東真一 P61
北海道南部地方における方言の使用と継承の一例-罵倒語を中心として- 山本泰照 P79
伝統行事の保存・維持-長野県飯山市小菅祭礼行事「柱松柴燈神事」を事例として- 小畑紘一 P93
事例報告 旅するお豆 下平 武 P101
開田高原の冬-滋味豊かな温かい食べ物- 藤村勇一 P111
44号 令和3年 長野県民俗の会50周年特集号
講演記録 祭礼と権威の民俗 -都市祭礼における〝見栄〟への視点-
市東真一
論 文 より精緻な民俗地図をめざして -長野県史と皇国地誌との併用の可能性―
安室 知
ハツウマと道祖神
倉石忠彦
松本市梓川真光寺に集積された庚申掛軸について
細井雄次郎
 【真光寺所蔵 庚申掛軸リスト (H31.4.16現在)】PDF
ある集落の記録 ―オヤカタ・ヒカンの記憶―
三石 稔
松本平の蚕神について
小原 稔
蚕神さまとは誰か -伊那谷を中心にした長野県の養蚕信仰-
下平 武
養蚕信仰にみる猫絵とだるまの初絵 -群馬県吾妻郡長野原町の初絵習俗―
鈴木英恵
松本市山辺のお船祭り -二輪のオフネの意味と位置づけー
太田(細野)真理
行逢裁面伝説と境界の策定
板橋春夫
男鹿のナマハゲをめぐって ―近代以降の変化と現状―
松崎憲三
特 集 「五〇周年によせて」
千葉県に住む私と長野県のかかわり
安藤有希
五〇周年によせて
飯島康夫
五〇周年によせて
伊藤純郎
長野県民俗の会五〇周年によせて
臼井ひろみ
長野県民俗の会五〇周年によせて
太田(細野)真理
祭り・芸能の継承をどうするか ―南信州の取組み―
小川直之
会活動の思いで
小野和英
五〇年周年によせて
小原 稔
地域研究団体について思うこと
加藤隆志
五〇周年によせて
木下 守
五〇周年によせて
窪田雅之
長野県民俗の会五〇周年によせて
倉石あつ子
必要とされる研究会であらんことを -生き残った発起人から―
倉石忠彦
祖父勘内の素顔
胡桃沢勘司
次の五〇年のために ―地方相互の連携と資料の継承―
小池淳一
宗教の多様性と民俗
越場豊明
五〇年の時の流れの中で
笹本正治
八年間を振り返って
市東真一
最近の会活動
田澤直人
五〇年の重みと期待
多田井幸視
民俗学を人生の友として
寺田一雄
山形村史談会と道祖神の調査
直井雅尚
長野県民俗の会創立五〇周年によせて -ある幽霊会員の述懐―
中込睦子
創立五〇周年、おめでとうございます
中原ゆかり
五〇周年によせて
日向繁子
五〇周年によせて
福澤昭司
共同墓地と引導場 ―第二二七回例会への参加を端緒として―
巻山圭一
漆塗りについての雑感 ―生活雑器・建築物内部での摺り漆を中心に―
巻山由子
民俗の会五〇周年によせて
三沢枝美子
「長野県民俗の会」草創期余話
三石 稔
思い出 倉石忠彦先生ありがとう
涌井二夫
「長野県民俗の会会報」投稿規定
「長野県民俗の会会則
「長野県民俗の会ホームページ運用管理内規」
43号 令和2年
論文 フセギとマスク
倉石忠彦
しづかアマビエの展開—長野県松本市での実践について—
市東真一
都市と農村との交流〜市民農園の分析を通して〜
松崎憲三
地域社会における「移住者」「よそ者」をめぐって—長野県池田町A地区にて「よそ者論」の視座から—
伊藤将人
都市化したムラの民俗学 福澤昭司
中山間地域における奉納神事伝承の現在—池田町広津地区における獅子神楽を中心に—
宮田紀英
三峯様のかたち 「祀られ方」から見た長野県のオオカミ信仰
下平武
戸隠講について
石原渓介
丙午生レノ女子ニ関スル調査 伊藤友久
伊那谷の蜂の子食慣行のいま—伊那市を事例に—
浦山佳恵
事例報告「信州学」について—長野県立大学の講義から—
田澤直人
42号 令和元年
論文 現代神社・絵馬事情ー神社を取り巻く環境に関する予備的考察ー 松崎憲三
穂高地区道祖神碑石分布考 倉石忠彦
飯山市西大滝のサイトロメン 浦山佳恵
有明山における現地宗教団体について 石原渓介
岡谷市小井川のだるま祭り 中崎隆生
「狼落とし」(いぬおとし)についての一考察ー退治する心、信仰する心ー 下平武
41号 平成30年
講演記録 民俗学とは何か−多様な姿と一貫する視点− 島村恭則
葛藤する双体道祖神像−道祖神像容碑を読む試み− 倉石忠彦
死はどう認識されたか−長野県のタマヨビ儀礼から− 宮本尚子
開田高原の昭和三〇年代の草地利用 浦山佳恵
現代における理想の生き方像を探る−アンケート調査の結果をもとに− 安藤有希
伝説の変化と民俗社会−安曇野市豊科真々部の行人塚伝説をめぐって− 福澤昭司
三遠南信の亡霊塔−怨霊信仰と供養の形を探る− 下平武

40号 平成29年
民俗学における女性研究−長野県民俗の会総会講演覚書− 倉石あつ子
花と盆そして−愛知県北設楽郡東栄町におけるくらしと芸能− 浅野久枝
松本市安曇稲核諏訪神社祭典で上演される村芝居(稲核座) について 小原稔
鬼無里神社春季例大祭における曳き子の変化 樋口明里
都市祭礼における鳶の変貌−熊谷うちわ祭を事例に− 市東真一
松本地方の御柱祭にみる地域性−山辺谷の木作りを中心に− 太田真理
上巳節句贈答の変遷−安曇郡大町村の場合− 小野和英
「安曇野は道祖神のふるさと」というイメージの形成 窪田雅之
石のイメージ−石神と道祖神− 倉石忠彦
長野県民俗の会活動年表

39号 平成28年
「道祖神」イメージの形成—石造物を中心に— 倉石忠彦
器物(道具)の供養をめぐって—その変化と広がり— 松崎憲三
長野県の富士信仰 堀内眞
長野市鬼無里の「財又地区二十戸共有文書」と諏訪神社の屋台 小森明里
災害と復興—釜石市両石そして茨城県神栖市の復興と日常— 日向繁子

38号 平成27年
ポスト柳田から脱柳田−二一世紀民俗学の課題− 福田アジオ
横須賀で行われた御柱祭 佐藤照美
富山県発の2010年代前半における現代民俗文化論−これからの少子高齢化社会にむけた民俗のあり方をめぐる冒険− 中田 亮
「獅子切り」覚書 三石 稔
長野県松本市蟻ケ崎犬飼山御嶽神社の祭り 小原 稔
成田祇園祭における観光化の研究−先鋒の役割を中心に− 市東真一

37号 平成26年
月小屋・産屋をめぐる民俗思想—穢れ観の変容に注目して— 板橋春夫
信州における山蚕飼育の現状—衰退とその問題— 倉石あつ子
南佐久郡佐久穂町大日向地区における葬送儀礼の変容 石川航平・尾形幸輝・窪庭勇輝・齋藤琴音・齋藤隆宏・高橋信博・高畑啓一・永池航太郎・林裕行・藤原尚哉・横木星・米田陸王・和田麦彦
窪田空穂の随筆にみる民俗 福澤昭司
博物館に寄贈される資料の性格 小森明里
谷川健一先生の残したもの 征矢野俊子

36号 平成25年
講演記録 森神信仰の周辺—ニソの杜と祝い殿・祝い神・先祖祭り— 金田久璋
木に上る「はなし」〜木に上るには理由がある(二)〜 倉石忠彦
七夕人形と紙衣のルーツ 木下 守
道祖神盗みの実相—長野県・中南信地方の事例より— 小幡麻美

35号 平成24年
講演記録 灯火風流の展開—松明・灯籠・提灯— 三田村桂子
「弥三郎婆」伝説と奪衣婆〜弥彦村・宝光院の妙多羅天を事例として〜 松崎憲三
春彼岸の神送り行事 三石 稔
昆虫の薬用利用とその変遷—売薬「イボタの蟲」を事例に— 山口 拡
須々岐水神社の御柱祭 太田真理

34号 平成23年
日本人の性器認識 倉石忠彦
近世から近代にかけての上巳節句贈答の変遷−筑摩郡大池村の場合− 小野和英
仏葬から神葬祭へ−松本藩の廃仏毀釈時の改典へ− 小松芳郎
変わりゆく安曇野のマチの祭祀伝承−市神と道祖神− 高原正文
千曲川の伝統漁法・ツケバ漁 西沢一富
特集長野県民俗の会四〇周年によせて
40周年によせて 福澤昭司
長野県民俗の会と私 田澤直人
棄てる・壊す 桐原健
塩の道の在り方 胡桃沢勘司
私的「長野県民俗の会」前史 倉石忠彦
長野県から日本の民俗学へ 福田アジオ

33号 平成22年
木曽御嶽講の展開〜長野市と関東地方の事例から〜 牧野眞一
長野県の「風除け」習俗〜民俗地図を資料として〜 倉石忠彦
生命の変化に関する覚書〜「循環的生命観」から「直進的生命観へ」〜 松崎憲三
木曽開田高原における戦後女性の短歌に見る厳しい農業と詩人尾崎喜八の開田高原の詩の風景 楯 英雄
女鳥羽山の石像物調査 木下守

32号 平成21年
柳田民俗学の特徴とその継承〜『明治大正史世相篇』を通して 松崎憲三
んぼんのこと-ささら踊りにもふれながら- 木下守
妊娠祈願の方法-魂生神社の事例として- 安藤有希
松本市島内の御嶽信仰系神社-犬飼山御嶽神社と八滝神社- 小原稔

31号 平成20年
画家須山計一が描いた疎開地「信濃の祭」 伊東 友久
諏訪形の厄神除け 三石 稔
七夕人形の製造販売 木下 守・中村 慎吾
屋代地域の神社信仰 中島 正利
信州の秘境秋山郷の文献目録の作成 楯 英雄

30号
平成19年
ドウロクジンと鹿島神社 倉石忠彦
俗信集『重宝記』を読む 竹入弘元

伊那地方における三峰神社分霊社と三峰信仰の在地展開
ー長野県下伊那郡豊丘村堀越三峰神社の事例からー

西村敏也
江戸時代の松代天王祭について 松下愛

サンンクロウにうたわれるオイベツサマの歌について
ー松本市梓川上大妻幅先の事例をめぐってー

窪田雅之

長野県下の「むじな和尚」の話をめぐって
ー和尚が残した書画と和尚の死んだ場所について考えるー

細井雄二郎
『長野県民俗の会会報』自二一号至三〇号目次
長野県民俗の会通信目次(151号〜200号)

29号
平成18年
 平成十七年度長野県民俗の会総会講演会記録
  オンナの身体論 鈴木明子
 民俗学における博物館論の課題と展望
 ー歴史学における博物館教育論の批判的検討からー
宮前耕史
 死後の儀礼とその展開
 ー日航ジャンボ機墜落事故を事例としてー
沼崎麻矢
 大学生スキーヤーのイソウロウをめぐって
 ー宿と相互利益に基づく労働ー
宮本将規
 大岡芦ノ尻の道祖神再考
 ーセイドーボー行事との関わりの中でー
細井雄次郎
 松本の七夕人形
 ーその役割と発展過程を考えるー
木下守
 長野県下伊那郡喬木村、上村の木地師の歴史遺構
 ー井深勉氏の調査資料を中心としてー
楯 英雄

28号
平成17年
 平成十六年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「すてる・もどす」
 基調講演
 動植物の供養−草木鳥魚を中心に− 松崎憲三
 事例報告
 人形供養にみる物の捨て方 中村慎吾
 昭和二〇年代の生業を中心とした暮らしからみる「すてる・もどす」 浦山佳恵
 考古学から見た「すてる・もどす」 竹内靖長
 総括
 シンポジウム「すてる・もどす」課題の整理 木下守
 論文

 ムラの生活の心得

 −ムラハチブ裁判の分析を通して−

柏木亨介

 〈いたみ〉の性質

 −島崎敏雄『死の棘』を資料として−

鈴木文子

27号
平成16年
 平成十五年度長野県民俗の会総会記念講演
 「こやし」に対する文化的態度
 ー農耕民俗における「すてる・もどす」ー
井上直人
 野と薮のトポグラフィー 巻山圭一
 人形供養という作法 中村慎吾

 松本の押絵雛
 ー全国の押絵雛との比較からー

木下守

26号 平成15年
 平成十四年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「生業複合をめぐって」
基調講演生業複合のこれから

安室知

研究報告日誌から見た生業 永島政彦
   稲作をめぐる行政と農業現場 大場茂明
   下栗の自然と生業 三石稔
総括 「生業複合」論の当面の総括にあたって 福澤昭司
現代家並研究−松本市旧城下町調査− 小原稔

城下町の道祖神信仰
−松本城下町における道祖神木像祭りを事例として−

窪田雅之

25号 平成14年
爪と爪紅 倉石忠彦

 生業をトータルに捉えるための試み
 −下伊那郡喬木村富田の事例から−?/p>

三石稔
 葬送供養と親族の服喪
 −信念仏とオカエリジンギをめぐって−
中込睦子
 道祖神御柱をめぐる一考察
 −長野県南安曇地方を中心に−
高原正文
 信濃のつけ木作り 山崎ます美
 柳田国男と信州の民俗学
 −洗馬長興寺における「民間伝承論大意」の講演をめぐって−
清沢芳郎

24号

平成13年

 日本民俗学会第52回年会公開記念シンポジウム
 「ヤマの暮らし—その多様性と変容—」
  シンポジウム開催にあたって 倉石忠彦
  民俗学における「畑作文化」とはなにか 安室知
  ヤマから歴史を考える 白水智
  ヤマの交易 福澤昭司
  コメント 篠原徹
  コメント 山本質素
 やま(森林)の文化と地域づくり 宮林茂幸
 ヤマゴボウという民族植物分類群の利用 井上直人
 神事に見る庶民の願いとその形 臼井潤
 松本平の道祖神盗み 吉江真美
 真田本『雨宮祭礼』図巻について 原田和彦
 市町村史誌の編さんと民俗学 —民俗の調査と記述— 福澤昭司

23号 平成12年
 特集「ヤマの暮らし」
 山をめぐる諸問題 笹本正治
 近世初期山村土豪の選択−遠山郷の一揆伝承・佐久平の新田開発− 樫村賢二
 山村における村定めの移り変り−松本市三才山の場合− 倉科明正
 雑煮の正体—七草粥・小豆粥との類似性 安室知
 東筑摩郡朝日村小野沢新田の年中の事、その変遷 清沢芳郎
 もう一つの民俗学 松山義雄

22号 平成11年
平成十年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「民俗の変貌」
 民俗の変容と創造 古家信平
 「民俗の変化・変容」とその調査について 丸山泰功
 村祭りへの参加にみる民俗の変容 山崎ます美
 民具から見た民俗の変容 樫村賢二
 信濃における地機の特徴と歴史的分析 小野和英
 農村の年中行事に関する一考察—祖母の記録をひもといて— 木下守
 「民俗学と自己形成」覚え書き 宮前耕史
 松本平における天白信仰のひろがり 征矢野俊子
 「真澄遊覧記・信濃の部」の刊行をめぐって 胡桃沢友男

21号 平成10年
 民俗の変貌と変化について 宮本袈裟雄
 祭日の変更の理由 金子万平
 女性の日記からみた暮らしの変容−松本市入山辺を一事例として− 小松芳郎
 シシと御霊−天龍村大河内を中心に− 今井啓
 神事「流鏑馬」の源流を辿る 臼井潤
 山の神の信仰とその祭り−松本市三才山字本郷山の場合− 倉科明正

20号 平成9年
平成八年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「食研究の課題展望」
 「民俗学」における食研究の課題 日比野光敏
 長野県の伝統食−おやきの例で− 金子万平
 松本平への塩と魚の移入をめぐって 胡桃沢勘司
 伝統的食生活とその変容 中村羊一郎
 祭りの変遷とその意味
  −福島県いわき市四倉町諏訪神社例大祭を巡って−
細井雄次郎
 特集『会報』執筆の思いで
 『長野県民俗の会会報』発刊のころ 倉石忠彦
 『長野県民俗の会』との出合い 小林寛二
 『会報』第一号への投稿 小林経廣
 『会報』執筆の思いで−第二号のころ− 西澤一富
 『長野県民俗の会会報』執筆の思いで−二○年に寄せて− 倉石あつ子
 倉石塾々生のころ 桐原 健
 『会報』と私 田澤直人
 『会報』執筆に寄せて 福澤昭司
 『会報』執筆の思い出 小松芳郎
 福俵をめぐる初期論考の思い出 高原正文
 会報執筆の思い出 塩澤一郎
 「林すなせ媼の昔話」を書いた頃 日向繋子
 会報の執筆にかかわって 小野和英
 「本棟造り民家」の執筆を通して 多田井幸視
 会報執筆の思い出に寄せて 越場豊明
 会報執筆の思い出 臼井 潤
 葬式の現場から 林 英一
 民俗研究者としての学芸員の必要性について 安室 知
 未だ県立民俗博物館は設立されず−会報執筆の頃を思い出して− 窪田雅之
 「長野県民俗の会会報」自第一一号至二○号総日次

19号 平成8年
 昆虫食について 野中健一
 食からみた地域性−調味料を中心に− 三石稔
 子供仲間の行事に対する規制や抑圧について
  −松本市城のサンクロー・アオヤマサマを中心に−
窪田雅之
 佐久地方のムラ仕事について−高校生とその親へのアンケートから− 田澤直人

18号 平成7年
 平成六年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「子どもと伝承」
 子供のフォークロア 飯島吉晴
 子どもの遊びを考える 巻山圭一
 子供は小動物の死をどう考えるか 酒井もとる
 現在における一人前の基準
  −中学生と高校生、その親達の考えを中心にして−
小林寛二
 家族と子供−共同体から家族へ− 倉石あつ子
 子どもと伝承をめぐって 福澤昭司

 民俗学において「子供」とは何か

倉石忠彦
 石仏調査の意義と課題−鬼無里村の事例から− 金子万平
 凶作と村−飯島陣屋支配の村における実態− 松村義也

17号 平成6年
 学校の怪談と子どもの民俗 常光 徹
 伝承の発見と構造 倉石忠彦
 千葉県山武郡蓮沼村におけるオビンャ行事 丸山泰功
 宝くじを通して見た戦後の庶民生活 臼井 潤
 民俗博物館を造るということ 上原 靖

16号 平成5年
 平成四年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「民具論を中心とした物質文化と博物館のあり方」
 背負い具にみる長野県の地域性 福澤昭司
 モノからみた地域性−岐阜県を中心に− 脇田雅彦
 ウケからみたヤマとサトの民俗文化論
  −ドジョウウケとウナギウケの対比−
安室 知
 民俗系博物館の現状と資料の取扱い−長野県内の博物館を事例として− 窪田雅之
 地域文化・民具・博物館 小川直之
 民具を博物館に寄贈するという行為 原田和彦
 葬送儀礼の変容とその様式
  −埼玉県児玉郡神川町渡瀬の事例を中心として−
林 英一
 『長野県民俗の会通信』総目次(第1号〜第100号)

15号 平成4年
 平成三年度長野県民俗の会総会シンポジウム
 「位牌分け」について
 「位牌分け」研究の課題 中込睦子
 紙位牌を「分けること」と「受けること」
  −群馬県内の位牌分け慣行から−
山本質素
 山梨県の位牌分け 掘内 真
 長野県佐久地方における位輝分けの一考察 
  −南佐久郡川上村原の事例を中心に−
小林寛二
 資料報告高校生の調べた佐久地方の位輝分け 田澤直人
 盆の二元的性格−子供の盆とイエの盆− 岩田重則

14号 平成3年
 平成二年度長野県民俗の会総会シンポジウム
  郷土研究の展望
   はじめに 田口光一
  一「郷土研究」としての民俗学 田澤直人
  二民俗調査の方法 巻山圭一
  三「郷土」研究のあゆみ 福澤昭司
  四郷土研究をするということ−コメントにかえて− 倉石忠彦
 民俗調査における「ききとり」について 千葉徳爾
 “話”生成の“場”とその記述をめぐって
  −千菓県君津郡袖ヶ浦町の事例から−
根岸英之
 昔の婿礼−中条材のイベントから− 金子万平
 道祖神の通せんぼ 胡桃沢友男
 放光寺「厄除け縁日」について 越場豊明
 須坂市の道祖神碑 松野良子

13号 平成2年
 ふるさとよもやま話 向山雅重
 体験の民俗 古家信平
 佐久地方の入定塚 藤森裕治
 この世の社会あの世の社会 −東京都清瀬市の人生儀礼− 浅野久枝
 「旧暦」年中行事農耕儀礼説の再検討 佐々木明
 住まう空間の変容−昭和期戦前・戦後の四〇年間をとおして− 小松芳郎
 神あらばこそ 細川修

12号 平成元年
 昔話の伝承動態・β−昔話の伝承形態・伝承機能モデルを越えて− 高木史人
 正月の構造覚書−木曽の年中行事から− 倉石忠彦
 漁労から養魚へ−稲作民の食物自給性の視点から− 安室 知
 ハンバーガーと高校生−けがれたファーストフード− 巻山圭一
 タイシコーの盗みと殺し 福澤昭司
 長野県における博物館の現状をめぐって −民俗系博物館を中心に− 窪田雅之
 生活のリズム−自分史としてのフォークロア2− 田澤直人

11号 昭和63年
 民具と民俗学 神野善治
 昔話・伝説からのメッセージ−動作「見る」と女性についての試論− 竹内栄
 都市近郊農村における近隣集団の変貌−川崎市宮前区旧平村− 石田麻奈加
 立科町の御嶽信仰−芦田古町を中心にして− 小林寛二
 現代地名考−軽井沢の地名を中心にして− 林英一
 近代「農業日記」考 小松芳郎
 資料柳田国男の主婦観−主婦権再考のために− 倉石あつ子

10号 昭和62年
 「女性民俗」の展望 宮田 登
 漂泊と定住の生態民俗試論 安室知
 このごろの仕事着の傾向 京馬伸子
 家相図と民家の間取りについて 吉澤政己
 バス乗務員の語る怪談 藤井貴浩
 長野県望月町における薬草使用の状況 小林寛二

9号 昭和61年
 両墓制について 新谷尚紀
 都市空間覚え書き 倉石忠彦
 長野県北安曇郡池田町広津の庚申信仰 小野和英
 小曾部谷の本棟造り−塩尻市小曾部の住居意識− 多田井幸視
 同族を主体とする諸集団からなる村落構造
 −長野県塩尻市広丘吉田・上手耕地−
小林経廣

8号 昭和60年
 県境地域の民俗−年中行事を中心として− 内田賢作
 長野県南佐久郡臼田町清川の両墓制−葬送儀礼からの解読− 福澤昭司
 ムラ組に於る庚申講の役割−長野県松本市大字内田字向井の事例− 倉石あつ子
 明治期東筑摩郡の農耕 −博覧会出品解説書を例として− 小松芳郎
 黒牛の風三郎信仰−長野県上伊那郡中川村南向の風の神− 塩澤一郎
 林すなせ媼の昔話 日向繁子

7号 昭和59年
 日本の位牌祭祀について−『位牌分け』を中心として− 上野和男
 道祖神火祭りの系譜−長野市篠ノ井長谷・越の事例を中心として− 宮下健司
 奥信濃山ノ内温泉郷の轆轤細工−頻内保治さんの製作品を中心として− 楯英雄
 資料報告村規約−東筑摩郡本城村東条区八木耕地の場合− 田澤直人
 柳田学の現代的意義
  −昭和58年11月26日「柳田国男を読む会」講話録−
大月松二
 大月松二先生の学問への視覚 斉藤武雄
 心にのこること 金子万平
 大月松二先生略年譜・書誌 高橋二夫編

6号 昭和58年
 民俗芸能研究の視点と調査プログラム 茂木 栄
 伊那谷の南と北 向山雅重
 奇祭「福俵引き」について 高原正文
 明治二十年の村の生活 小澤寛一
 坂口いとの昔話−下高井郡山ノ内町横倉− 細川修
 博物館の役割についての一考察 樋口良江
水品紫乃

5号 昭和57年
 時間の民俗学・空間の民俗学 福田アジオ
 稲荷信仰の受容基盤 佐々木勝
 長野県下伊那郡南信濃村和田の植物名方言と植物民俗(二) 浅野一男
 明治の生活−「金銭出入帳」にみる木曽古畑家の場合− 小松芳郎

4号 昭和56年
 都市化地域(新興住宅地)に於ける民俗の成立
  −伊勢宮団地「伊勢宮神社」創建を中心に−
高橋二夫
 長野県下伊那郡南信濃村和田の植物名方言と植物民俗(一) 浅野一男
 長野県東筑摩郡山形村におけるイワイデン信仰について 浅田栄治
 長野県東筑摩郡・松本市・塩尻市の山の神信仰資料 小林経廣
 長野県木曽郡木曽福島町黒川の道祖神信仰 福澤昭司
 庶民生活の歴史を物語る民俗文化財−野良袴と草鞋の事例− 向山雅重
 ワラ馬の製作工程について−長野・桐原の駒の場合− 森山公一
 解説免疫血清学を中心とした形質人類学
  −HBs抗原のSubtypeの分布−
荒井武浩

3号 昭和55年
 長野県東筑摩郡本城村東条立川部落における「餅無し正月」について 田澤直人
 コメント 千葉徳爾
 斎庭の神籬 桐原健
 ワラ馬について 森山公一
 考古学と民俗学の谷間の問題−穂高町柏原「上人塚」発掘調査− 中島豊晴
 三才山の鉄砲改と狩猟 倉科明正
 大町・糸魚川街道における牛方の行動期について 胡桃沢勘司
 小豆焼き占い復活の記 宮下健司

2号 昭和54年
 信濃国分寺の蘇民将来 酒井もとる
 更埴地方における雨乞い習俗 西沢一富
 方言調査と民俗学 宮島正範
 松本市入山辺南方の産育習俗 倉石あつ子
 資料紹介変わった庚申縁起 尾身栄一
 民俗分布図と民俗地図と 倉石忠彦

1号 昭和53年
 信濃の庚申信仰−『庚申縁起』について− 尾身栄一
 都市化地域における冬至の食習について
  −長野市青田地区を中心として−
小林寛二
 「村の柱祭り」考
  −松本市・塩尻市のオンバシラを中心として−
小林経廣
 川上正沢念仏 宮島潤子
 秋山郷の狩猟語彙 細川修